園のコンセプト

「さぁ大人もこどももワクワクしよう!」

大切にしたい「3つの柱」

(1) こどもが主体であること

これは、保育者が一方的に教えたり指示したりするのではなく、こども一人ひとりが持っている個性や興味、意欲を尊重し、こども自身が「やりたい!」と感じたことを自由に探求できる環境を大切にするという考え方です。保育者は、こどもたちの主体的な活動をサポートする「黒子役」として、こどもの発達段階や個性に合わせて適切な声かけや援助を行います。これにより、こどもは自ら考え、行動する力を育むことができます。

(2) 大切にしたい“遊び”

この理念は、子どもたちの遊びを単なる娯楽として捉えるのではなく、遊びを通して豊かな学びや経験を育む大切な時間と考えることを意味しますます。また、食事や着替え、排泄といった日々の生活習慣を身につけることも、子どもたちが自立し、心身ともに健やかに成長するために不可欠な学びの機会と捉えています。園では、遊びと生活の両方を充実させることで、子どもたちの全面的な成長を支えることを目指しています。

(3) 保育の Before&After-ビフォーアフタ―

「Before&After」とは、子どもの成長を「ある時点での姿」として捉えるのではなく、過去(Before)から未来(After)へと連続的に変化していく過程として捉え、そのプロセスを重視する考え方です。例えば、できなかったことが、少しずつできるようになっていく過程を丁寧に観察し、その変化(成長)を保育士や保護者と一緒に喜び、共有します。この理念により、子どもたちは「できた」「できなかった」という結果だけでなく、努力した過程そのものも認められるため、自信や自己肯定感を高めることができます。

乳児(0歳児)保育の特徴

担当制保育

乳児は、1日24時間の生活リズムを最も大切にし、家庭からの自然な流れ(家庭と連携して生活リズムを作っていきます)の中で機嫌よく過ごすことが情緒の安定につながると考えています。
また特定の人(お家では父母がそうであるように園では特定の保育士)に対して強く感じる感情的なこだわり(愛着関係)が、後の人に対する信頼感などを作っていきます。そしてその信頼関係を基盤に、さらに人間関係を広げ、意欲的に環境に関わろうとしていきます。こうしたことから、乳児クラスは担当制保育を基本とします。

1~2歳児保育の特徴

この時期の子どもは、保育士や友だちとふれあって遊び,子どもの「自分で」という気持ちを大切にしながら、基本的な生活習慣(排泄,食事,着脱など)の援助をします。 また、あそびや生活を通して子どもの発達を促したり、生命の保持及び情緒の安定を図っています。

チーム保育

3歳未満児の場合、子ども一人ひとりの生活リズムや食欲、興味、関心などに個別的に関わることが大切になります。早く眠くなってしまう子、お昼を食べた後も遊びたくなってしまう子等々、子どもを集団としてみるではなく、個々の子どもの特性や欲求に応じて保育者が役割分担をし、子どもを見ていきます。
チーム保育とは、一人ひとりの子どもの特性に応じて保育者同士が協力していく体制のことです。

3~5歳児クラス

この時期の子どもは、個々の子どもの興味、関心に応じて遊びを自ら選ぶ活動や課題活動をとおして,子どもの主体性や自発性を育みます。 同年齢児や異年齢児などの友だちと遊ぶ楽しさを経験する中で社会性を育みます。 年齢に応じた発達課題を捉えながら,基本的生活習慣(食事,着脱,片付けなど)の自立へ向けての援助を行います。 遊びの中で年齢にふさわしい経験を通して,聞く・考える・話す力の基礎や自主性・創造性の芽生えを養っています。

異年齢保育

こども園は0歳から6歳までの子どもが共に生活しているところです。興味や関心が似通っている同年齢の子ども同士の関わりでは、自分の気持ちや欲求を出し合い、様々な遊びをつくり上げていきます。また、そうした活動を通して、友達との関わりを深めていきます。
自分より年下の子どもに関しては、生活や遊びの様々な場面で手助けをしたり気持ちを汲んで慰めたり優しい言葉をかけたりするなど、思いやりの気持ちを持ったり、態度で示したりします。また、年上の子どもに対しては、大きくなることの喜びやあこがれを持ち、自分が困っているときなどに優しくされた経験があると、年下の子どもに同じようにやさしくしてあげようという気持ちを持ったりします。このような経験が相互によいものとなるように、環境を設定したり、異年齢での活動を積極的に取り入れます。

保育の環境(人的環境、物的環境、空間的環境)

人的環境 -大人との関わり、子ども同士の関わり-

子どもたちがあらゆる人々と、主体的に関われるための人的環境を整えます。保育者のみならず、異年齢の子ども同士も大切な人的環境です。

物的環境 -発達を促す遊具・教材と選択できる環境-

子どもたちの主体的な活動とは「子ども自ら環境に働きかけ、自ら活動すること」です。一人ひとりの子どもの発達にあった・子どもの発達を促す遊具や教具をその空間に用意し、更に自分の意思で遊具・教具を選び、自ら手にとることができる環境を用意します。

空間的環境 -「遊」「食」「寝」の確保とゾーニング-

保育室内は、遊びのゾーン、食事のゾーン及び午睡のゾーンを独立して確保し、時間で区切ることを優先させず、子どもたちが遊びに集中する経験や、最後までやり遂げる満足感や達成感を大切にします。

選択制保育(意欲、関わり、集中力を持続させる保育)

子どもはどんなふうに遊びを選択するのか考えた時、自分の興味・関心にそって好きなものを選ぶ子ども、好きな友だちと一緒に遊びたいからその活動を選ぶ子ども、好きな先生と一緒に遊びたいから選ぶ子ども、様々です。大切なことは、子どもの意志を十分に尊重することを通して、人と関わりながら集中力や創造力を高めることができるようになることです。

給食の特徴

川内すわこども園では、食育を「健康に生きていくための食習慣を身につける」ことと考え、目的として、食を通して、心身の発達を促すこと、健康の保持・増進を図ること、よい生活習慣を身につけていくことを進めていきます。

具体的な食育の取組

(1)毎年1回の嗜好調査の実施
(2)毎月10日は食育の日として、園全体で食に関する活動を行います。
(3)毎月の「給食予定献立表」の配布(幼児食・アレルギー除去食・離乳食・間食)
(4)「給食だより」の配布(食事の紹介や栄養等の情報紹介、年2回発行)
(5)特別メニューの提供(発熱時、お腹がゆるいとき等)
(6)クッキングの実施(親子クッキング、おだんご作り、恵方巻作り等)
(7)バイキング給食の実施
(8)食材(加工前の姿)を写真で紹介(切り身でない魚等)
(9)食材との関わり(実際に園の畑で各クラス野菜を栽培します。見て触れて感じていく活動を取り入れます。)

園の一日・年間行事